なんで採用ページって作った方がいいの?
from 福田
さてさて10月と11月は採用フェアや転職活動が活発になる時期です。
特に12月のボーナスをもらって退職したい人は今の時期から動き始めて
年明けから再就職するなんて人も多いでしょう。
ボーナス前の数ヶ月はどの人材サービスも広告代理店も
大忙しです。だからこそ今採用したいけど採用できないとなると
何かしら問題が発生していると考えられるわけですね。
もちろんただ人材を採用したいのであれば
応募条件を未経験歓迎にして報酬をあげたり、面接に来た人をほぼ採用するような
自社のカルチャーに関係なく残ったものだけを育てていくなんていう
方法もあったりはしますが、あまりおすすめできる方法ではないです。
今の時代、転職するにあたって口コミサイト、SNSでの発信による
「ネガティブイメージ」は覆せません。
いい印象の発信が多ければ覆せたり企業イメージがよければ
気にもされないですが、ほとんどの会社は自社のイメージブランド戦略に
時間も工数も割いていないでしょうし、いちいち口コミサイトに
自社がなんて書かれているか調べている人もいないでしょう。
採用する人材は当然、自社のカルチャーにマッチしている人材がいい。
採用する人材は当然、スキルや経験があり仕事に理解がある人材がいい。
採用する人材は当然、やめずに長く働いて成果を出してくれる人材がいい。
そう思っているのにやっていることが大量募集であったり、
面談できた人材を端から雇うような意味のない面談をしていては
効果のある人材採用は決してできません。
もしあなたが、いい人材を、自社にあった人材を本気で確保したい
うちで働いてほしいと思っているのなら、まずあなたの会社を
理解してもらう必要があります。
そのための方法が企業ホームページであり、採用ページです。
採用ページのメリット
・求職者にとって知るべき、知ってほしい情報を一つにまとめることができる
・応募条件や求める人材像を明確にすることができる
・他から流入してきた人材に対し他社と比較にくくなる。
・将来的には採用コストを下げることができる。
採用ページのデメリット
・初期費用がかかる。
・採用ページに必要な項目が何かわかっていないと
効果のでない採用ページが出来上がってしまい、人の採用ができない。
・そもそもなぜ企業ホームページと採用ページを分けて準備する必要があるのか
なぜ企業ホームページと採用ページを分けて準備する必要があるのか
結論から伝えると、企業ホームページをみる人と、採用ページをみる人の
視点や考え方、求めるべき情報が違ってくるからです。
企業ホームページは基本みてほしい相手は「お客様・クライアント」です。
ミッション、バリューといった会社の根幹は変わらないものの、
お客様に伝えるべき社会的、対外的なミッションと、これから働く人材に向けた
ミッション、バリューは根幹が一緒でも伝える内容は変わってきます。
お客様に伝えるミッションバリューは「自分達が何を達成して何を貢献するのか」
働く人材が知るべきミッションバリューは「達成し貢献する中でどういった思いや考え方が会社のミッションバリューに寄り添う考え方なのか」
メッセージの本質は一緒でも見るべき立場が変わればしっかり伝え方を変えていく必要があります。
はい、「優秀な人材ならそれぐらい自分で考えろ!!!」なんて声が聞こえるかもしれません。
ですがその優秀かもしれない人材が自分で考えてきた内容が
いい部分も違う部分もある場合ビジョンの修正を社長であるあなたが
はっきりできますか?
社長であるあなたが明確化していないものを明確化して伝えてくれる内容が
なぜ正しくないと言えるのでしょうか?
明確に求めるものや求めている人物像がはっきりしているなら伝えた方が
自分に当てはまっているか、チャレンジしてみたいか
人材側から考えてもはっきりわかると思いませんか?
会社の根幹に関わるからこそ、対外的に伝えるべきミッションバリューを
「どういった人材なら達成できるのか、達成するべき素質気質は何か」
を明確化し採用ページを作ることで、あなたの会社への理解度は
他社と比べても大きく一歩前進します。
それぐらい採用ページにおけるミッションバリューを
求める人材にむけたメッセージに置き換えることは重要です。
他にも採用条件や、社内の雰囲気を伝える「あなたの会社の内面の魅力」を
引き出して伝えるためにも採用ページは重要です。
優秀な人材にとって入りたい会社は一緒に働きたいと思えるような会社
自身の成果をきちんと評価してくれる会社、
また成長性のある会社で活躍していきたいと思っています。
それを企業HPだけで伝えるのは限界があります。
せいぜいわかることは業種業態として成長性があるかどうか、
会社のミッションビジョンからなんとなくどんな会社かがわかるぐらいです。
要は優秀な人材にとって企業HPだけでは自分が働くために必要な
情報には足りていないばかりなのです。
ただ働きたい人材や、未経験で人数を募集しているのではなく
優秀な、育てがいのある人材を採用していきたいのであれば
採用ページは作って行くべきでしょう。
次回は具体的に採用ページに必要なことについて話していきますね。
もし自社の採用について何が足りないのか不安、知りたい場合は
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