from 福田
やっと涼しくなってきた10月ですね。
今年の夏から秋にかけては暑すぎます。
このブログでは「読むだけで優秀な人材を採用できる方法」
がわかるようお伝えしていきます。
今日は「なぜ採用を頑張っても採用につながらないのか」です。
採用でよく陥る落とし穴を3つのポイントに抑えてお伝えしていきます。
1 給与が安すぎる
求職者にとって給与は大きい問題です。
もちろんあなたの会社が採用にかける期待の新人に対しての費用として
出せる精一杯の金額かもしれません。
ですが、一度採用サイトなどを見てみてあなたの会社の年収は
他社と比較してどうですか?安すぎではありませんか?
どれだけ良い会社だと言い張っても、
給与が他社と比べて月収で5万前後変わってくれば
優秀な人材は集まりません。よくて未経験の採用でしょう。
優秀な人材を採用して会社を大きくしていきたい、事業を伸ばしたいと
思っているならせめて他社と同等か百歩譲って月収が月1−2万の差額で収めないと
優秀な人材は採用できません。
とはいえ競合比較する時に気をつけてほしいのは
「地域の競合と比較して」の給与です。
決して大手と比較したり、地域で高すぎる給与(フルインセンティブや求人と内情が全く違う企業など)
と比べてほしいわけではありません。
適正な地域の給与と比べて差が生まれていなければ良いのです。
福利厚生や休日などすぐに動かせない物より給与は
自社のコスト管理をすれば他社と同じくらいまでは引き上げられるものです。
優秀な人材はそのコスト以上に利益を産んでくれたり、会社に良い風を
入れてくれるので、最初は覚悟を決めて給与を他社同等まで引き上げてみてください。
入社時と面接時で印象が変わってダメな社員だったらどうする?
可能性としては十分にありえます。
なので採用し、入社時に一緒に一年の目標設定をしたり、他社より
高い給与を提示するなら基準を決めておいて入社前の最終面接などで一年後の査定で
成績や評価が基準以下なら給与が下がる可能性があることも伝えておくと良いでしょう。
あなたの会社にしっかり共感して頑張りたいという人材を採用できれば
そういったミスマッチも無くなります。
会社全体の売上を考えるなら会社の理念に共感してくれる人材は
増やした方が良いです。先行投資として良い人材を採用していきましょう。
1 頑張る先を間違えている
よく採用を頑張っています。と聞きますが、経験上
・お金をかけない
・求職者に入社したい、一緒に働きたいと思われるような施策を打つわけでもない
・「リファラル採用」にこだわっている
方が多いです。
※リファラル採用=紹介での入社、面談希望
それで採用ができていれば問題ないですが、なぜ採用ができないと
言いながら無料でかつ社長自身が動き続けてリファラル採用に
こだわるのでしょうか・・・
社長のあなたが他の事業や営業にしっかり時間を回して、仕事をとってくれば
採用にもお金がかけられますし、当然あなた自身が手の届かなかった
優秀な人材にも興味を持ってもらえるかもしれません。
お金のかけ方は人それぞれですが、採用にお金をかけて
事業自体を伸ばしていく選択をとったほうが最後に残る利益は大きいです。
単純計算ですが、
1人で月間100万円の売上 利益50万の場合
3ヶ月に残るお金は150万です。
では初月に採用50万で広告や業務委託で採用を依頼したとします。
あなたの時間も増えて営業できる時間が増えるとして
売上が130万になったとします。
初月は利益30万残りますよね。
2ヶ月目には採用にもう時間をかけずに動けるわけですから
あなたの売上は130万から変わりません。
社員を30万で雇ったとして2ヶ月目、社員の売上0だったとしても
利益は50万です。
ここまでで、利益は80万です。
3ヶ月目以降ではあなたの売上は130万
社員の売上が30万あればどうでしょうか。
売上は160万、利益は80万です。
3ヶ月目には元が取れている計算です。
もちろんこの通りにいくわけではないですし、
業種業態よってもこの計算式は変わってきます。
ですが、ここで言いたいのは
「採用を任せてしまうもしくは、さっさと終わらせる」
ことができればあなたの売上は上がるのです。
あなたが自分で頑張ってきて採用ができないのであれば
誰かに頼るなり、任せるなりしてさっさと売上を作るべきです。
だからこそ採用は「優秀な人材」を引き入れることが重要ですし
社長は売上を上げることで好循環が生まれます。
あなたの頑張る先は、効果の出ない採用ですか?
それとも売上を上げることですか?
3 誰を採用したいのかわからない。
採用に困っている会社さんで一番多いのがこれです。
広告を出している、条件も他社と比べてそこまでわるくない。
でもなぜか採用に繋がらない・・・
その場合、求職者視点からみて「どんな人物を求めているかよくわからない」からです。
もちろんそれでも応募はあるでしょう。
ですがほとんどが「あなたの会社」を希望してるのではなく
「なんとなく給与や福利厚生の条件がよかった会社をいくつか応募して面接している」
から求職者に選ばれないです。
要は面接で人事の反応が優しかった、返信速度が他の企業より早かった。
とりあえず働ける、なんとなく企業の印象が良さそう。
そういった理由でしか求職者は「会社を選ぶことができない」のが現状です。
ですがそれは求職者の責任ではない場合がほとんどです。
何故ならあなたの会社の情報がほとんどないから
どんな事業をやっているかはHPを見れば、求人広告を見ればわかるけど
会社の内情やあなたの思いやビジョンは伝わらないから
これって求職者にとっても不幸なことです。
情報が少なくあなたの会社を知ろうとしてるのに理念が少し書いてあるだけ
採用したい人の情報があるだけ、そんな企業がほとんどだから
求職者も自分があなたの会社で働くイメージが面接の場にくるまで
ほとんど想像できないのです。
だから面談だけで判断すると、
あなたの会社に実はとてもマッチしていてたまたま面談では
うまく話せなかっただけかもしれないのに、不採用になってしまったり
企業側が一歩採用を出すのが遅かったせいで、優秀な人材にとっても
活躍できるかもしれない機会を逃しているのですから。
なぜ大手企業が常に採用に力を入れて広告を売っているのか?
それは優秀な人材を常に確保したいからです。
そして会社を大きくしシェアを拡大したいからです。
あなたの会社と採用に関しては根本は変わりません。
それだけ今求人、採用は優秀な人材を確保することが重要なのです。
今日本は労働人口がどんどん減っていています。
2025年には定年退職により建築業、建設業、介護、IT(SE)といった
すでに人が足りておらず困っている業界でさらに人が足らなくなると
言われています。
参考:https://www.persol-group.co.jp/service/business/article/437/
裏を返せばここでしっかり採用、求人の対策を打つことができれば
あなたの会社は地域で一人勝ちできるといっても過言ではありません。
だからこそどんな人材に自社を任せていきたいのかを明確にし
採用に繋げることでより良い会社を作っていけます。
ぜひ参考にしてください。